"Gibraltar" オーストラリアの360万坪の牧場から

オーストラリアの田舎にて牛を育てる日本人のブログ。日本では有り得ない日常や日々の生活、360万坪の牧場での出来事を記事にしています。 過去の記事は旧ブログでご確認下さい。 旧ブログアドレスhttp://s.ameblo.jp/gibraltarmasashi/ 

2016-01-01から1年間の記事一覧

思い返せば

こんにちわ。 先日長男が小学校を卒業しました。 こちらは新学期は2月に始まり、12月に終わります。 来年からは中学生となるわけですが、自分の子供を褒める事は滅多に無い自分も、長男の小学校生活は本当に良くやったと思っています。 我々家族がこの小さい…

夜の仕事

こんにちは。牧場の仕事って朝早くから日が暮れるまでというイメージがありませんか? 基本的にはそうなのですが、ある牧草の収穫の時に限っては夜中に作業を行う事があります。この牧草を「ルーサン」または「アルファルファ」といい、牧草界の王様と呼ばれ…

毒りんご?

こんにちわ。 一昨日ブリスベンに行って帰ってきた後、何だか腰の調子が悪いなぁなんて思っていたら案の定カゼをひいてました。数年前に腰のヘルニアの手術をして以来、腰の痛みは消えたのですが、体調が悪くなると必ず腰の痛みから始まるようになりました。…

動画で見てみよう キャトルヤード編

前回の記事で、畑に散らばる牛をバイクで集めてキャトルヤードに入れたところまでを動画で説明したと思います。 今回はキャトルヤードの中での仕事をご紹介します。 まず、畑から集められた牛をキャトルヤードに入れた理由は2つあります。 ひとつはキャトル…

動画で見てみよう 牛集め編

こんにちは。 昨日は今年最後の牛の出荷でした。 地元のセールヤード(セリの会場)で大きなセリが開かれたので、そこに僕の牛も出しました。 規模の大きなセリになればなるほど、遠方からもバイヤーがやって来るので、値段も上がりやすい傾向にあります。 …

期待と裏切り

こんにちは。 日本の天気はいかがですか? オーストラリアの気候は日本と似ています。夏も冬も似たような気温です。 ただ、こちらと日本の四季は真逆でして、わかり易い例えを言いますと、サンタクロースは真夏の気温40度の中煙突から入って来ます。笑 何年…

田舎にも忍び寄る危機

いやぁ、ほんとに今年はどうしちゃったんだろうか。 雨に恵まれるなんてオーストラリアのファーマーのだれが考えただろうか? 今日も嵐の予感。雲が低くなり暗くなり始めました。 アメリカ大統領選挙の大一番ですが、このブログはその話題にも触れずに今日も…

牛助け

このオーストラリアの田舎にある牧場に家族で移住してきてしばらく経ちますが、今でも鮮明に覚えている事があります。言葉の違う国に来て生活を始めた一年目はまさに右も左もわかりませんでした。この街の事を何も知らずに、どこに何があるかもわからず、ウ…

あれと、これと、それと

牧場には土曜日も日曜日もありません。 天候によっても休日が左右されますし、休もうと思ってても、牧場から出ない限りは何かしらを見つけては結局休んでません。 その代わり、昼休みは家に戻って家族と食事をしたり、夕方には目の前の川で釣りをしたり出来…

ある物が無い

さて、こちらはどんどんと夏に向かっています。 夏が近付くと増えるのはハエ。 オーストラリアはハエが多いのですが、家畜が居る牧場は凄いですよ。 ちょっと外に出ればコレ。 これも不思議と慣れちゃうんですよね。慣れといえば... ここは何度も書いたと思…

我が家のメンバー

だんだんと夏が近付き、仕事も忙しさを増し始めています。 今年は春先に雨がたくさん降ったおかげで、牧場はグリーンで牛の状態も非常に良いです。さて、今日は我が家のメンバーのお話し。我が家には4頭の犬がいます。 2頭の仕事犬と2頭のペットがいます。「…

なんて日だ

なんて日だ!!って先日日本に帰国した際にお笑い芸人さんが言っていたのを覚えています。いやぁ、なんて日だ!!!春になり頭がおかしくなった訳ではありません。今日は子供の春休み最後の週末という事で、クリアリングセールに行ってきました。 旧ブログにもク…

意外に知らない?

この牧場を始めてからというもの色々な事が出来るようになりました。 溶接や車両の整備、ブルドーザーやトラクターといった重機の操縦、または水道を作ったり小さい家を建てたりと様々な事を学び、出来るようになりました。さて、日本のお父さん。意外と知ら…

初体験

それは先週の金曜日の事。以前から子供が学校の友達を家に呼んでお泊り会をしたいと言っていたのですが、この家は人を呼べるようなキレイな家じゃないので、ずっと子供達は我慢をしていました。妻によると、最大の人を呼びたくない理由はお風呂。お風呂がと…

よく行く街"ブリスベン"

こんにちは。 牧場は相変わらず川の増水に脅かされ、川の深さと速さで川の対岸に渡れずイライラする日々が続いてます。そんな中、僕はブリスベンに行く用事があったために、例によって往復700キロのドライブをしてまいりました。ブリスベンは牧場から一番近…

0か100

以前も旧ブログで触れたことがありますが、2011年にオーストラリアのクイーンズランド州の80%とニューサウスウェールズ州の一部は洪水の被害に見舞われました。この牧場はニューサウスウェールズ州にありますが、クイーンズランド州との州境から車で40分の場…

動物と人間

今回はちょっとだけ動物と人間について自分の考えを書いてみようと思います。動物と人間がひとつの地球という星で生きています。動物は基本的には人間を襲いませんが(というより人間が危ない動物には近付きません)、人間は動物を捕まえて食べます。 それはシ…

送迎係ミッツィー

先日、日本に数日帰った際に、通りにあった中古車店を何気なく覗きました。 僕はオーストラリアに住む者なので、日本で車を購入するつもりはありませんが、中古車店に並んだ日本車の数々を見て非常に嫉妬しました。 その嫉妬した理由はこの先を読んで頂けれ…

フェンス修理(虫嫌い注意)

アメリカから帰国してからの数日、牧場はだいぶ春の陽気なってきました。 最近産まれた子牛もポカポカ陽気の下で昼寝も気持ち良さそうです。 さて、アメリカから帰国し、一日ぐらいは時差の調整なんて名目で休みたいところですが、先日記事にしたように川の…

満腹から空腹

さて、なかなか激しかった肉旅行も終わり、26日の夕方にシアトルを出発し、ずっと飛行機の中にいたわけですが、オーストラリアに到着した本日は28日なわけですから今日が何曜日なのか何がなんだかわかりません。やはり牧場に到着して一番気になるのは自分の…

肉旅行記 番外編

先ほど8月28日の13時頃に牧場に戻って参りました。 戻ってきたら戻ってきたで、予想外の仕事が山積みになっていました。 これについては近いうちに記事にします...さてさて、海外に行くと色々な経験をするのですが、今回は食べ物のボリュームやレストランの…

肉旅行記 さよならオッサン編

この肉旅行の最終日となる本日の朝ご飯は飛行機の時間の関係も有りホテル近くのダイナーに行く事になりました。 「ダイナー」と呼ばれるレストランはイマイチ日本人にはピンとこないかもしれませんが、アメリカ映画には良く出てきます。 早朝から深夜まで開…

肉旅行記 バンクーバー駆け込み編

オースティン編の前にこちらのアップロードを忘れてました。時差で何度も夜に起きた2日目の朝は5時半集合でしたので、空港で適当な朝ご飯を食べて、シアトルから定員70名のプロペラ付き飛行機に乗り、シアトルの隣町Spokane(スポケーン)にてお仕事です。仕事…

肉旅行記 テキサスオースティン編②

ご飯を食べる為に並んだ時間は最長でどれぐらいですか? 僕は一時間未満でしょうか。今日、その記録を更新する事となりました。 その待ち時間とは、驚愕の三時間!!!これは僕の自己ベスト。しかし上には上がいて、本日の金メダルは朝6時から並び始めてオープ…

肉旅行記 テキサス州オースティン編①

さて3日目です。 食べてる時も食べてない時もお腹が一杯です笑。これではマズイと、オッサン三人で昨夜ホテルのプールで泳ぎました。 ほんの少しの無駄な抵抗をして3日目の肉旅行のスタートです。今日はテキサス州オースティンに移動する日。飛行機が11時半…

肉旅行記 シアトルダウンタウン編

前回の記事で書いた様に、日本からの飛行機が4時間遅れでシアトルに到着。 無事に日本からの二人とも合流出来ました。時間も無いので間髪入れずにシアトルのダウンタウンに三人で向かう事にしました。折角の海外旅行なのにそもそも何故そこまで時間に追われ…

肉旅行記 ウロウロ編

今僕は家から車で4時間のブリスベン国際空港にいます。その理由はと言いますと... ロサンゼルスに向かっています。牛を育てる人間が何故ロサンゼルスに行くかと申しますと、実は僕は日本の外食産業に係わる仕事もしています。 どんな外食産業の内容かと言う…

英語のハナシ

オーストラリア人は皆さん知っての通り英語を話します。 他の英語圏の人に言わせると、オーストラリア人の英語はナマリが酷いらしいですね! オーストラリア人はナマリも凄いけど、英語の辞書には載ってない「オージー英語」を良く使います。 日本の方もG'day…

この木なんの木

この〜木なんの木 気になる木〜 ってテレビのコマーシャルはもう終わってしまいましたか? 調べてみたら、どうやらこの気になる木はハワイに有り、モンキーポッドという木のようです。この牧場にも色々な木があります。日本人が知っているオーストラリアの木…

セールヤード(牛のセリ)

昨日の夕方トラック載せて本日のセリに向かった僕の33頭の牛は無事にセリの会場(Sale Yard = セールヤード)に到着しました。トータルで約450頭集まった様々な牛は色や形ごとに数頭に分けられて柵の中に入れられています。 この柵ひとつをペンと言います。 牛…