"Gibraltar" オーストラリアの360万坪の牧場から

オーストラリアの田舎にて牛を育てる日本人のブログ。日本では有り得ない日常や日々の生活、360万坪の牧場での出来事を記事にしています。 過去の記事は旧ブログでご確認下さい。 旧ブログアドレスhttp://s.ameblo.jp/gibraltarmasashi/ 

英語のハナシ

オーストラリア人は皆さん知っての通り英語を話します。
他の英語圏の人に言わせると、オーストラリア人の英語はナマリが酷いらしいですね!
オーストラリア人はナマリも凄いけど、英語の辞書には載ってない「オージー英語」を良く使います。
日本の方もG'day mate(グダイ マイト)なんて聞いた事あるのではないでしょうか?

日本の友人、知人に「オーストラリアに住んでます」って言うと、高確率で聞かれる質問があります。

「英語ペラペラなんですか?」これ、聞かれます。

答えから先に言いますと、もちろん英語は喋れます。ただ、ペラペラかどうかで言うとペラペラでは無いです。
もちろん、日常の生活や慣れた環境のビジネス通訳
ぐらいは可能です。

ですので、日常で生活していて言葉で困る事は90%ありません。いや、100%ありません。

「いや、それペラペラでしょ?」

って言われるかもしれませんが、ペラペラではありません。
ペラペラというのは我々が日本語を流行り言葉やジョーク、喜怒哀楽を表現しながら喋る事をペラペラと言うと思ってます。もちろん発音も完璧に。
このぐらい英語を喋れるのならペラペラですよね。

僕の場合は、全てが50%の集まりの英語です。
もし単語や会話内容がわからなくても、その単語や会話を別の単語を使って説明したり、聞き直す事が出来るので50%の力でも100%理解する事が出来ます。

僕は約20年前にカナダに留学をしました。その時の僕の英語レベルは中学生以下。というより文法も単語も全然知らないし、モチロン会話なんて怖くて出来ないので、カナダに着いた際は典型的な振る舞いで、ニコニコしながら何を聞かれてもYesを連発してました。

飛行機の中で喉が渇いても、CAの方は外人ばかりだから自分から頼めずひたすら我慢。
CAさんから運良く聞かれたら「コーク」の一点張り。腹が張ってようが、お腹いっぱいだろうがひたすら「コーク」を飲み続ける。なぜならコークしか言えない。「スプライト」や「ウォーター」なんて死んでも言えない。だって発音の難しいRやWが入ってるんですから...

カナダに着いてダウンタウンを歩き、お腹が空いた時、日本でも馴染みのあるマクドナルドに入るのだけど、注文方法はただひとつ、メニューを指差して「this」というだけ。しかし、必ず「ドリンクは何にしますか?」と聞かれる。しかし何を質問されてるか意味不明。だからそこは「Yes」と言う。
するとどうでしょう?呆れた顔した店員さんがぶっきらぼうに「コーク?」と聞いてきますので、すかさず「oh yes」と言ってみる。

僕の持論ですが、これが英語を上達させるコツだと思うし、喋る様になる最短距離だと思ってます。
まずは英語がわからなくてもマクドナルドやレストランに入る事。これが重要。スーパーやコンビニでカゴに入れて食事をしたり、英語の喋れる人に頼っては一言も喋らずに終わります。

次に、必ず翌日もしくは近いうちに同じチャレンジをします。そのかわり、新しい武器を持ってチャレンジに行きます。武器と言うのは、単語や文法。

僕は毎日のようにこれを繰り返しました。マクドナルドでメニューを指差して「this」としか言えなかったら、家に帰って英語での注文方法を勉強します。すると教科書に「Can I have 〜 please ※〜を下さい」というのがあったとします。これが武器です。この武器を持って必ずもう一度マクドナルドに行き、試すのです「Can I have this please」this と言いながらメニューを指差すのは同じですが、前回と違うのはCan I have 〜pleaseという武器を使った事が大きいのです。

結局その後は「コーク」って言うんですけどね笑。

日本の人は頭の中に完璧な文法を作る事に必死になりすぎて、喋る時もその完璧を口から出そうとします。その結果、うまく喋れなかったり、恥ずかしくなったりします。
それより中学、高校で学んだ単語を過去形も未来形も気にせずに、いま自分が伝えたい事をどんどん口に出した方が良いと思います。

「私は銀行が何処にあるか知りたいです」
「銀行どこ?」

「銀行どこ?」
これで良いんです。大正解です。最後にThank youって付ければ良いんです!!

どんどん喋りましょう。恥ずかしくないです。完璧なんか僕達みたいな凡人には無理です笑。

楽しんでチャレンジすれば海外旅行ももっと楽しくなりますよ。

では。