肉旅行記 ウロウロ編
今僕は家から車で4時間のブリスベン国際空港にいます。
その理由はと言いますと...
ロサンゼルスに向かっています。
牛を育てる人間が何故ロサンゼルスに行くかと申しますと、実は僕は日本の外食産業に係わる仕事もしています。
どんな外食産業の内容かと言うと、牛肉がメインのレストラン。。
牛を育てるオーストラリアの我が牧場にも当然ながら関係しております。以前にもアメリカに行っていますが、今回はとにかく肉を食べよう。勉強しよう。雰囲気を含めたアメリカの様々な食事の風景を改めて見てみようというのが今回の旅のテーマです。モチロン取引先との仕事もあります。
今回は日本の同僚二人を含めた三人での旅。
後で説明しますが、超忙しい日程をオッサン三人で乗り切れるかどうかがポイントとなります笑。
ロサンゼルスに向かってると書いてますが、実際の目的地はシアトルとテキサス。
今回利用するオーストラリアのカンタス航空にはシアトルまでの直行便が無いのでロサンゼルス経由という事となりました。
常に世界で一番安全な航空会社と評価の高いカンタスのこの飛行機で向かいます。
ブリスベンからロサンゼルスまでは12時間と少しのフライトで、その後ロサンゼルスの空港で国内線に乗り継いで2時間50分のフライトとなります。
トータルするとシアトルまでは、家からの車や、空港での待ち時間を含めて移動時間は24時間という事になります。
機内では良く寝れたので、スッキリした状態でシアトルに到着。
日本から合流する二人ももうすぐ到着ですので空港のフライトインフォメーションで到着ゲートなどを確認すると...
日本の台風の影響で4時間遅れとの事...
早速のトラブルだけど、昼寝には好都合だとホテルに早めのチェックインを願うも却下されてしまったのがランチ前。荷物は預けられたので、チェックインまでの三時間をウロウロしようと決めるもシアトルのダウンタウンまで行くほどの時間も無いので空港付近の道を歩いてみた。
日本でもお馴染みのデニーズやセブンイレブン、昔アメリカ旅行で初めて見たタコベルなんかを眺めているうちに腹が減ったので、近くのレストランに行く事にした。
通りに面したレストランの入り口に「骨から落ちるラムシャンク」と書いてある。
これは肉をテーマにした今回の旅にドンピシャな内容じゃないか!!と意気込んでドアを開けると早速目の前にファンキーなガラスケースに入って保温されてる肉の塊がぶら下がっている。
テーブルに案内されてコーラを頼み、先ほど入り口で見た肉の料理を持ってきてくれと注文すると、その肉の入ったサンドイッチを勧められた。
しかしこの店はランチタイムなのに客が全然いない。
少しの不安を抱き、サンドイッチを待っていると
運ばれて来たのはチップスが出しゃばるサンドイッチ。
確かに肉は柔らかいが、特に工夫もないただのサンドイッチ...そのクセめちゃ高い。
これが客ゼロの理由だったのか。
アメリカ一発目の食事をスカされてちょっと落胆していると間もなく日本から飛行機が到着。
気を取り直してここからが肉旅行のスタートです。