セールヤード(牛のセリ)
昨日の夕方トラック載せて本日のセリに向かった僕の33頭の牛は無事にセリの会場(Sale Yard = セールヤード)に到着しました。
トータルで約450頭集まった様々な牛は色や形ごとに数頭に分けられて柵の中に入れられています。
この柵ひとつをペンと言います。
牛を買う人はペンごとでも1頭づつでも買う事が出来ます。その代わり、セリ=競りなので、一番高値を提示した人が購入出来る事になります。
ですから、何人もが1頭または1つのペンを欲しがれば値段はどんどん上がるという事です。
要するにオークションです。
曇り空の下、セリは始まり、進行役がペンの上からセリを仕切っていきます。
ペンの前にいるバイヤーが自分の頭の中に浮かぶ買値と予算を照らし合わせながら入札していきます。
牛は1キロいくらで取引されます。300キロの牛が2ドルの単価なら600ドルという事になります。
仕切り「この牛は3ドルからスタート」
客① 「3ドル10!!」
客② 「3ドル11!!!」
客③ 「3ドル15!!!!!!」
仕切り「現在3ドル15!!他にいなければ決まり!」
こんな感じのやり取りをします。
こうして競り落とされた牛は大きな体重計に連れて行かれ、体重✕単価の結果が出ます。
こうして競り落とされた牛達は肉屋に運ばれたり、新たな牧場に運ばれたり、日本に向かう船に載せられたりします。
僕の牛は現在の牛の高値に背中を押され僕が牧場を始めて以来一番の高値が付きました。
目の肥えたバイヤーに認められた気がしたハッピーな一日でした。