"Gibraltar" オーストラリアの360万坪の牧場から

オーストラリアの田舎にて牛を育てる日本人のブログ。日本では有り得ない日常や日々の生活、360万坪の牧場での出来事を記事にしています。 過去の記事は旧ブログでご確認下さい。 旧ブログアドレスhttp://s.ameblo.jp/gibraltarmasashi/ 

ACLとDrought ②

こんにちは。

 

前回はタイトルの前の部分ACLについてお話ししたと思います。

冒頭で牧場で二つの事が現在進行形で起きていると書いていますが、その二つ目の出来事「Drought」について記事にします。

現在、非常に深刻な状況です。


記事の中に気持ちが悪いと感じる内容も出てきますが、全て現実ですのでご了承下さい。

 

まず、タイトルのDroughtとは「干ばつ」という意味です。

このブログでも何度も何度も「雨が降らない」と嘆いていますが、それは長くても2か月ほど待てば雨が降り、気持ちも牧場も回復します。

でも、今回は・・・。

 

ブログを最初から読むのが面倒な方のためにもう一度詳しく説明しなければいけない事があります。

 

・オーストラリアは日本の20倍の面積があります。

・オーストラリアの国土の半分以上は農地です。

・という事はそれだけ家畜もいます。

・なのに、オーストラリアの9割は雨が常に不足しています。

・オーストラリアの家畜は放牧で育ちます。牛舎では育てず、牧草地に生える草や

川に流れる水を飲み生活しています。

 

家畜の餌になる牧草が必要とする水分、人間の飲み水、家畜の飲み水、乾燥した場合に散水するために流れる川の水。

このように水は非常に重要です。雨が降らなけらば水は当然ありません。

雨が降らないと以下のような事が起こります。

 

雨が降らない。

牧草が育たない、牛の飲み水がない。

牛が食べれない、飲めない。

牛が痩せる。

牛が餓死する前に売りたいと飼い主は考える。

みんなそう思うから市場に牛が多く出回る。

市場に必要以上の牛が一気に集まりますので買い叩かれ価格が下がります。

人間の収入が減ります。

じゃあ、安いから牛を売るのをやめよう!そんな事言っても・・・。

牧場に水がありません、草がありません、ポケットにお金がありません。

そうだ!牧草の種を蒔こう!

水がなければ育ちません、そこらじゅうで雨が降らないから

種が売ってません、売ってても高価です。

牛が売れないのでお金がありません。

牛のために乾燥牧草を買おう!

乾燥牧草は取り合いで高くて買えません、まず買うお金もありません

それに、昨年も雨が降らなかったから乾燥牧草は作れませんでした。

牛は痩せ細り、立てなくなります。

牧場主は泣く泣く家畜を二束三文で売ろうとします。

牧場、生活が破綻します。

あきらめます。

1年後、まともな雨が降ります。

草が生えます、水が飲めます

今度は誰も牛を売りません。だって草も水もあるもん!

市場に牛が出てきません

牛の値段が上がります。

 

みんなこの最後の青文字の流れを待てません。

待てずに自ら命を絶った人もいます。

 

現在、この牧場があるNSW州の99%が干ばつに陥っています。

今年に入ってから8か月が経過しますが、ジブラルタ牧場はトータルで200ミリ以下の降雨量しかなく、22ある人工池の18は枯れ、牧場の真ん中に流れる川は写真の通りです。

 f:id:gibraltarmasashi:20180804063103j:plain


普段の川の写真(同じ場所です)

f:id:gibraltarmasashi:20180805185217j:plain



オーストラリアは日本と季節が真逆ですので、今は真冬です。

草は霜が降りると枯れますし、寒さで育ちませんので、グリーンの草はひとつもありません。


グリーンだった草は枯れ、牛が食べたために極限まで短くなり、土が露出し、牧草地は真っ平らになります。


f:id:gibraltarmasashi:20180804062649j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20180804062853j:plain


辛うじて草が短く残る庭には野生のカンガルーが押し寄せて、辺り一面糞だらけ。

f:id:gibraltarmasashi:20180804062735j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20180804062811j:plain


山の上には水が無くなったため、カンガルーや鹿といった野性動物が牧草地に降りてきて、僅かな草も完全に食べてしまいます。


また、平地を走るハイウェイの路肩に生えた草を求めて野性動物が出てくるため、ハイウェイ上にはたくさんの野性動物の死骸が散乱しています。

もちろん全て車に轢かれたものです。

大袈裟では無く、酷い場所では5km走れば30頭の死骸が転がっています。


通常は夏の間にストームなどにより雨がたくさん降り牧草地の草のボリュームがアップします。 しかし今年は夏も現在も雨が全く降っていないために最悪な状況となっています。

私がオーストラリアで生活を始めて、間違いなく過去最悪な状況です。


テレビ東京「カンブリア宮殿」にてハングリータイガーを特集して頂き、4月半ばにテレビにて放送されました。この放送の中で牧場も少し取り上げて頂きました。その撮影は放送から約2ヶ月前の2月半ば。

牧場の撮影の際に撮影スタッフの皆さんに「雨が降ってなくて、川も枯れているし、緑の草がなくて良い画が撮れませんね」なんて話をしていたのですが、それから6ヶ月の間に雨と呼べる雨は降っていません。


水道の通ってない我が家の生活水は雨水と川の水ですので、当然家で使える水は2ヶ月前に空になりました。川にはポンプで汲み上げる水はありません。


仕方なく町から大型のタンクローリーを呼び18トンの水を購入しましたが、その水も無くなりそうです。


このように、ニュースで時より流れる干ばつの被害は至るところに影響します。経済にも、人間にも動物にも。


日本国内で生産される物も、世界中から日本に集まる食材も牛肉に限らずこのような苦労が少し入っています。


皮肉なものですね、日本では水害が起こり、オーストラリアでは干ばつが起きている。

日本もオーストラリアも早くこの状況から抜け出せる事を祈るばかりです。





ACLとDrought ①

 

こんにちは。お久しぶりです。

 

基本的に更新がされない事の言い訳と、謝罪から書き出されるこのブログの更新ですが、前回の更新から大きな事が二つ起こりました(現在進行形です)ので更新しようと久しぶりにブログの編集ページを開いたわけです。

 f:id:gibraltarmasashi:20180803114809j:plain


前回の更新は、なんと2018年のご挨拶から始まり・・・。

この牧場とブログの管理人である私が人生を後悔しないように、若い頃プレーしていたラグビーを40歳にして再開しようという内容の記事だったと思います。

 

オーストラリアのラグビーのシーズンが本格的にスタートするのは3月頃からでして、地元のチームに参加した私は奇跡的にスタメンを獲得。

毎日の牧場仕事と週二回のラグビーの練習を乗り越える私の姿はまさに、ニンジンならぬ大好きなステーキを目の前にぶら下げられて、ジョッキーに必要以上にムチを入れられる馬のようです(笑)。

 

今回の記事は二つに分けまして、今回はタイトルにあるACLの部分をお伝えしようと思います。

恐らく、ACLと聞いてピンとくる方は今頃このブログを読みながら「爆笑」しているかもしれません・・・。

同時に「あ~あ、やっちゃった」なんて同情して下さっているかもしれません。

 

そのACLとは・・・。

試しにgoogleしてみると、出てくるのは「アクセス制御リスト」という馴染みのない言葉だらけです。ちなみに今回のACLはこの「アクセス制御リスト」ではありません。


ACLという言葉は英語ですので、日本語で言うともっと馴染みのある言葉になります。



では、試しに以下の言葉をgoogleで検索してみてください。



 

ACL  断裂

 

 

この様に検索してみると、「アクセス制御リスト」なんて全く出てこないどころか、膝の話しばっかりです。

 

そうです。

 

膝前十字靭帯 = ACL (-.-)

 

ACL断裂 = 膝前十字靭帯断裂 (T_T)

 

というわけで、3月末に行われたプレシーズンマッチで膝の靭帯が切れてしまい、早くもシーズン終了です(笑)。

しかも、もう一度ラグビーをやるなら、手術と1年間のリハビリがセットで付いて来るものですから「大好きなラグビーをやらずに後悔したくない」と格好良く言い切った前回のブログを消去したいほど後悔しております。

 

それなのに、膝に手術痕を残し、毎日リハビリを頑張る私は何なのでしょうか?

まだやるつもりなのでしょうか??

 f:id:gibraltarmasashi:20180803114845j:plain


いずれにせよ牧場の仕事は力仕事だし、大自然の中、真っ平らな地面などありませんので、手術をキッチリ受けて、今後の仕事に差し支えないようにするのが最善でした。

もちろん無理は禁物です。1年間のリハビリと書きましたが、1年間何も出来ないわけではありません。術後数週間で松葉杖なしで歩けるようになり、無理をしない範囲で徐々に牧場仕事にも戻れます。

 

早く戻らないといけない牧場仕事ですが、その牧場にも現在問題が起きています。

今回のお話しはちょっとオチャラケていますが、次回「Drought」の内容は結構深刻です。

それでは、すぐに更新しますね。

 

 

2018年

あけましておめでとうございます。

新年から既に1か月以上経ってしまいましたが、2018年の最初の記事に合せて、この場を借りてご挨拶させて頂きました。

本年もこの気まぐれに更新されるブログを宜しくお願い申し上げます。

 

さて、昨年のクリスマス前から現在まで、ほぼノンストップで忙しい毎日を過ごしております。

昨年の12月頭より、大型ブルドーザーとショベルカーを扱う業者さんを牧場に呼びまして、木の生い茂ったパドックの改良と、牛の飲み水を溜める池を掘ってもらっていました。

f:id:gibraltarmasashi:20180207191131j:plain


ちなみに、このような大型の重機を扱う職業を英語で"Earth Mover"と呼びます。これを直訳すると(地球動かし屋)とでもなりますでしょうか。

しかし、それは大袈裟では無く、大きな重機はあっという間に地面を掘り起こしたり、荒れた土地をキレイにしてくれます。

写真を見てもらうとわかるように、まるで隕石が落ちたような地面は、今回の工事で作った池です。このような貯水池は大小関わらずこちらではダムと呼びます。

f:id:gibraltarmasashi:20180207191200j:plain


工事中のダムの底から撮影

f:id:gibraltarmasashi:20180207191224j:plain


クリスマス直前に終わったこの工事の後も、牧場では子牛を集めて去勢をしたり、子牛の耳に当牧場の所有物を示すタグを付けたりと大忙し。

f:id:gibraltarmasashi:20180207191321j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20180207191344j:plain


その後は夏の牧草を蒔き終えたと思ったら、せっかく作った新しいダムのあるパドックに新しくフェンスを作り牧草を効率的に食べさせる事を始めました。

 

これはパドックコントロールと言われる大事な牧場管理のひとつでして、説明すると・・・。

 

現在パドックAの草を牛の群れが食べているとします。その間、パドックBとパドックCの入り口は閉めてあるので、牛はそこには行けないようになっています。

当然しばらくするとパドックAの草は少なくなってきます。そうしたらパドックBに牛を動かし、それと同じようにしばらくしたらパドックCに牛を動かします。

パドックCまで牛が辿り着くまでに、パドックAの草はまた伸び始めます。そうしたらパドックAにまた戻します。

この様に、牛をグルグルと動かし、常にフレッシュな草を食べさせるようにしています。

今回はブルドーザーで雑木林を処理したので、草が生える面積が広がりました。なので、フェンスを作る事を決めたのですが、距離は約1.2km。平地と急斜面を繰り返す土地の1.2kmはかなり長く感じます。

 f:id:gibraltarmasashi:20180207191413p:plain


そんな毎日にプラスして、前々から言っていた地元ラグビーチームへの参加。そのオフシーズンのトレーニングが遂に始まりました。

更に、毎週月曜日のタッチフット(タックルやコンタクトの無いラグビー)にも参加しているので、週に3日は仕事の後にラグビーを行っています。しかも、練習グラウンドまでは往復で80kmの道のり。

練習開始は夕方の6時半なので、夕方まで仕事をして、着替えて練習へ行く。。。

1時間半程度の練習を終えた頃には体はもうキツキツです。

ちなみに、朝ベッドから起きる時もキツイ時があります・・・。

 

なぜそこまでしてラグビーをやりたいか?

 

凄く単純な理由です。

 

後悔したくないからです。

 

日本でサラリーマンをやってラグビーが出来なくなり、腰の手術も行って更にラグビーが出来なくなりました。しかし、いつだってまたラグビーをやりたいと思っていました。

ご承知のように、かなりタフなスポーツです。50歳になったら間違いなく出来ないでしょう。今なら40歳。あと2年ぐらいは出来るかもしれません。

50歳になった時に「ああ、もっとやりたかったな」と思う事が無いように、キツイのは承知でチャレンジしています。

 

何事も前向きに、2019年になった時に2018年を後悔しないような2018年にしたいところです。

では。

 

 

人手

こんにちは。

 

こちらの学校はあと1週間で夏休みとなります。

夏休みは約1か月半あり、来週から1月末までのお休みとなります。と言う事は、3人の息子が常に家に居るという事ですので、騒々しい1か月半が始まります。

朝から兄弟げんかして、昼もして、夜寝る直前までケンカしています(笑)。

もちろん度が過ぎると、僕の出番になるわけで、夏休み中は何度も落雷が予想されます。

そんな夏休みですが、親にとってプラスになる事も実は大いにあるのです。

こちらの牧場では、牧場内の仕事を手伝ってくれる労働者を「farm hand」と呼びます。その名の通り「牧場の手」牧場を手伝ってくれる方々を指します。

現在、ここGibraltar牧場にはFarm handは居ません。

オーストラリアの人件費は非常に高額なので、出来るだけ自分で仕事を行うようにし、足りない部分は家族に手伝ってもらうようにしています。

牧場には1人では出来ない仕事がいくつかあります。

子供の夏休みは、その1人で出来ない仕事を行う絶好のチャンスなのです。

夏休みにしっかり手伝ってもらえるように、普段の土曜日や日曜日に少しずつ仕事を教え、ちゃんとしたアシスタントになってもらえるように日頃から「訓練」しています(笑)。

この方法は、この辺の牧場では当たり前の事で、中学生になれば誰でもマニュアルの車やバイクは普通に運転できるようになります。

ウチの息子も同様に車も運転できますが、それは息子が乗りたくて始めたわけでは無く、仕事に必要なので、息子が小学校6年生の時に僕が教え始めたのが始まりでした。

 

本日は夏休み1週間前の土曜日。

今日は朝から息子と一緒に子牛の去勢やイヤータグを付ける仕事を行い、お昼ご飯を食べてからフェンスの修理に向かいました。

写真の様に、古くなったフェンスポストが倒れてしまい、フェンスも一緒に地面に倒れています。これでは牛が敷地の外に出て行ってしまいますので修理する事にしました。

f:id:gibraltarmasashi:20171209211427j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20171209211500j:plain


まずは、この倒れたポストを取り替えなければいけませんので、それを調達します。調達と言っても町まで買いに行くわけではありません。

牧場内に生えています。だからそれを切って皮を剥いで使用します。

そのポストに最適なのが、薪でもお馴染みのアイアンバークの木。

f:id:gibraltarmasashi:20171209211642j:plain


出来るだけ真っ直ぐで形の良い物を選び、チェーンソーでカットして、ハンマーで皮を叩いていくと・・・。

f:id:gibraltarmasashi:20171209211912j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20171209211725j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20171209211815j:plain

こんなにキレイなポストに大変身です!!凄いでしょ??初めてこれを地元の人に見せてもらった時は非常に感動しました。

僕がチェーンソーで倒した木の皮を剥ぐのは長男の仕事。

皮を剥いだら次男と長男でトラックに運びます。まぁ、その時もケンカですよね。子供の二人にはまだまだ重たい木を、足の悪い地面を歩いて運ぶので、お互いイライライライラ。「早く歩けよ」「ちょっと待てよ」とケンカが始まります。

f:id:gibraltarmasashi:20171209211946j:plain


ケンカしながら先ほどの倒れたフェンスに向かい、穴を掘り直してポストを立てます。

f:id:gibraltarmasashi:20171209212030j:plain


切れたワイヤーを特殊な道具で引っ張って、倒れる前の姿に戻したら仕事は終わりです。

f:id:gibraltarmasashi:20171209212101j:plain


こうやって子供達は仕事を覚えて、知らないうちに一人で出来るようになるんです。

一生懸命頑張ってくれたので、クリスマス休暇にはブリスベンの町でも連れて行って、美味しい物でも御馳走しましょうかね。

過去最大の・・・

こんにちは。

12月になりました。

一年が経つのは早いですね。ついこの前「真夏のクリスマス」を記事にしたと思えば、クリスマスまであと25日。

早く大人になりたいと思っていた少年時代の僕に「まぁ焦るなよ」と伝えてあげたいですね。

 

オーストラリアは何度か書いておりますが、日本と季節が真逆です。なので、12月は夏という事となり、サンタクロースは気温40度の中、真っ赤なコートを着てやってきます(笑)。

こちらに来た当初は真夏のクリスマスとニューイヤーにとても違和感が有り、大晦日にコタツでミカンを食べながら年末の特番を見ていた頃を非常に懐かしく思いました。

 

そんな夏のオーストラリア、牧場は最近定期的に降ってくれる空からの恵みにより、なんとかグリーンを保っています。

牧場がグリーンな時は牛も非常に元気で、日陰で反芻(はんすう)をする牛を見ていると非常に幸せな気分になります。

 f:id:gibraltarmasashi:20171203083216j:plain

f:id:gibraltarmasashi:20171203083255j:plain

夏になり、一雨降ると信じられないほど草は伸びます。しかし、放牧されている牛はそれをどんどん食べる為、少量の雨では効果が余りない事が多いです。

こちらは農村地帯の為、町に出て人と会う際には必ず「雨は降ったか?」という会話になります。各家庭にはほぼ100%雨量計がありますので、「俺は何ミリ降った」「来週は降るらしいよ」なんて会話が必ずやりとりされます。数ミリ程度の少ない雨が降った時は、皆さん口を揃えて「better than nothing 降らないよりはマシだね」と言い、遠回しに残念だったと表現します。

 

そんな夏のGibraltar牧場で昨日新記録が誕生しました!!

ちなみに、ここから下の記事には多少残酷な表現や画像がありますが、あくまで自分達の命や生活を守る為の日常行為ですので、ご了承ください。

 

上記を御理解いただいた方のみこの先の文章へどうぞ。

 

さて、その新記録は何かと言いますと、上に注意書きをしたように、誰かから表彰されたり、売り上げが上がったり・・・と言うような素晴らしい新記録ではありません。

 

それは昨日の16時の事。

 

スクールバスが戻って来るハイウェイのバス停まで妻が子供を迎えに行き、ちょうど家の庭に戻って来たのと同じタイミングで、僕も仕事の都合でバイクで家に戻って来ました。

子供達は車から降りて、「ただいま」もそこそこに、ボールを蹴っ飛ばしたり、トイレに一直線だったりと、それぞれ散らばって行きます。

その子供達が散らばっていく方向と逆の方向に何やら動く気配が有ったので、ふと目をやると、そこには大きなヘビが・・・。

しかも、世界ワースト3位に入る猛毒を持つと教えられた「ブラウンスネーク」。

人間に驚き、短く芝を刈った庭を横断し、茂みに逃げ込む勢いです。

この光景は初めてではありませんが、父である僕の行動は、その猛毒のヘビを逃さず殺す事。当然、物凄く危険な行動ですが、見逃せば子供を含めた家族全員が不安な毎日を過ごす事になります。

また、万が一噛まれた場合は命を落とす可能性が十分にあります。一番近い病院までは40分かかりますので、最悪な場合は車で病院に向かいながらヘリコプターや救急車と途中で落ち合う事が最善のようです。大袈裟の様に聞こえるかもしれませんが、毎年、ブラウンスネークに噛まれてヘリコプターで搬送された等のニュースが新聞に載るほど、オーストラリアでは起こり得る事なのです。

 

さて、殺す方法は2つ。

① 散弾銃で撃つ

② 何か長いもので叩く

 

今回の状況は庭の中でしたので、家の中の銃を取りに行くより、倉庫の中の物を取りに行く方が近かったので、妻にヘビの行方を見失わないように念を押し、僕は倉庫に全速力で走りました。

持って来たのは四輪バギーと毎度おなじみのレークとシャベル。

f:id:gibraltarmasashi:20171203083337j:plain

バギーで安全に近付き、レークを射程圏内から降りおろし、シャベルで頭を落とす。この三段コンボが決まれば平和が訪れます。

 

バギーで近付くと、ヘビも逃げます。急いで追いかけて、片手でレークを振り下ろすと、トゲがヘビの動きを止めたと同時にレークが折れた・・・。

f:id:gibraltarmasashi:20171203083410j:plain

慌ててもう一本のレークで再度動きを止めるも、怒ったヘビはバギーのタイヤに噛み付いてます。

そして、なんとか無事にシャベルで頭を落とし、一件落着。

過去に数匹処分しましたし、何匹も牧草地で見ましたが、これが過去最大。

写真にあるように、非常に長いです。どれぐらい大きいか??

 

僕の身長は181cmです!!!

f:id:gibraltarmasashi:20171203083505j:plain

 

色々と日本では起こらない事が起こるこの牧場。

これも一家の大黒柱の大事な仕事なのです。

 

前に進もう

こんにちは。

実は仕事外で新たにチャレンジしている事があります。

何度か記事にしてますが、僕は以前ラグビーをやっていました。20年ぐらいプレーしたでしょうか。


やはり大人になり、仕事も家庭も忙しく、さらに腰のヘルニアの手術をしてからは観戦一方。でも、やっぱりラグビーが好きなんですね・・・。


40歳になった時に、ふと思ったことが有ります。


「45歳になったら流石にラグビーはもう出来ないだろうな・・・」


それを考えた時、凄く寂しくなりました。


「あと5年しか大好きな事が出来ない」


今、自分が生活しているのはラグビー王国オーストラリア。


「そうだ、今なら40歳という言い訳も効くし、思い切ってプレーしてみよう!」


そんな考えが生まれたと同じくして、地元に20年ぶりにラグビーチームを復活させようという動きが生まれました。

まさに最後のチャンスです。

新たなチームは来年の秋からがシーズンですので、その前に自分の衰えを確かめる為、地元で行われているタッチフット(コンタクトの無いラグビー)のチームに入る事を決め、3週間前からプレーしてます。

コンタクトが無いのに、久しぶりに出た最初の試合の後は流石に足腰が重いですね。

試合翌日は全身筋肉痛で完全にロボットダンスのような動きになっていて、仕事にモロに支障です(笑)

しかし、三週続けて試合に出ると、体が痛くないんです!

しかも、明らかに試合で少しずつ動けるようになっているのがわかるから楽しい!

先週はなんとトライまでしてしまって、良いパスをくれたチームメイトに感謝です。まさに「ごっつぁんトライ」。


まあ、体力勝負の職業ですので、仕事外で怪我をしないように何とか頑張っていきたいと思います。

 

さて、昨日の夜に妻がYoutubeをテレビで見ようと言って来ました。というのも、我が家のインターネットの料金は無制限使いたい放題ではありません。

1か月で使用できる容量が決まっていて、それを超えるとナメクジが歩くかのように回線速度が遅くなります。しかし、使い切れなかった分は翌月に持ち越されるわけではないので、容量が余った場合は動画を見て使い切る事があります。


インターネットも都会とはシステムが違い、屋根にあるパラボラアンテナで接続されています!不思議でしょ?

f:id:gibraltarmasashi:20171110171938j:plain


さて、妻が選んできた動画は以下の動画。

 


出川 はじめてのおつかい 第三弾 in サンフランシスコ


芸人の出川哲郎さんが、海外で上手ではない英語を使ってお遣いをするという企画です。

まずこの動画を見て、久しぶりに腹がよじれるほど笑いました。海外で生活しているから特に面白く感じたのかもしれません。

散々笑いながら妻と一緒に動画を見るのですが、同時にとても感心しました。


なぜ感心したかと言いますと、出川さんの口から出る英単語は中学一年生レベルなのに、時間は掛かったり、時には煙たがられたりもしていましたが、必ず相手に伝わり、目的を達成していた事です。


ルールとして、タクシーに乗ったり、日本人に話しかけてはいけないと言う事なので、なんとか英語を話して目的を達成しなければいけません。

 

僕はオーストラリアに住んで7年になります。オーストラリアで生活を始める10年ほど前にカナダに2年間語学留学していた経験があります。

現在、僕が喋る英語の50%はカナダ産で、50%はオーストラリア産といったところでしょうか。

自慢ではありませんが、オーストラリアで生活するうえで英語で困った事は一度もありません。

困った事はありませんが、ペラペラではありません。言うならば半ペラペラです。

以前、このブログにも書きましたが、アメリカのテキサスに仕事で行った際に、テキサスに住む中学の同級生と会ったのですが、彼女は海外生活歴も長いし、旦那さんも英語を話すし、職場は英語オンリー。なので、彼女の英語はペラペラでした。

さて、では「半ペラペラ」とは何かと言いますと、知らない単語や文法が会話上あったとしても、自分の知っている単語で相手に聞き直し理解が出来るレベルです。なので、必ずゴールには辿り着きます。全く何を言ってるかわからないと言う事はありません。

 

僕が言いたい事は、何事も行動しないとどうにもならないという事。

40歳から始めるラグビーも、年齢や怪我を恐れていては何も始まりません。

英語もそう。失敗を恐れて発言をしなければ、単語をどれだけ知っていても意味が有りません。

そういった意味で、動画の出川さんに感動しました。とにかく話す。メチャクチャでも話す。

笑われても話す、プレーする。

一生懸命やってればきっと理解してもらえます。

という事を言いたかったわけです。


それではまた。