"Gibraltar" オーストラリアの360万坪の牧場から

オーストラリアの田舎にて牛を育てる日本人のブログ。日本では有り得ない日常や日々の生活、360万坪の牧場での出来事を記事にしています。 過去の記事は旧ブログでご確認下さい。 旧ブログアドレスhttp://s.ameblo.jp/gibraltarmasashi/ 

人手

こんにちは。

 

こちらの学校はあと1週間で夏休みとなります。

夏休みは約1か月半あり、来週から1月末までのお休みとなります。と言う事は、3人の息子が常に家に居るという事ですので、騒々しい1か月半が始まります。

朝から兄弟げんかして、昼もして、夜寝る直前までケンカしています(笑)。

もちろん度が過ぎると、僕の出番になるわけで、夏休み中は何度も落雷が予想されます。

そんな夏休みですが、親にとってプラスになる事も実は大いにあるのです。

こちらの牧場では、牧場内の仕事を手伝ってくれる労働者を「farm hand」と呼びます。その名の通り「牧場の手」牧場を手伝ってくれる方々を指します。

現在、ここGibraltar牧場にはFarm handは居ません。

オーストラリアの人件費は非常に高額なので、出来るだけ自分で仕事を行うようにし、足りない部分は家族に手伝ってもらうようにしています。

牧場には1人では出来ない仕事がいくつかあります。

子供の夏休みは、その1人で出来ない仕事を行う絶好のチャンスなのです。

夏休みにしっかり手伝ってもらえるように、普段の土曜日や日曜日に少しずつ仕事を教え、ちゃんとしたアシスタントになってもらえるように日頃から「訓練」しています(笑)。

この方法は、この辺の牧場では当たり前の事で、中学生になれば誰でもマニュアルの車やバイクは普通に運転できるようになります。

ウチの息子も同様に車も運転できますが、それは息子が乗りたくて始めたわけでは無く、仕事に必要なので、息子が小学校6年生の時に僕が教え始めたのが始まりでした。

 

本日は夏休み1週間前の土曜日。

今日は朝から息子と一緒に子牛の去勢やイヤータグを付ける仕事を行い、お昼ご飯を食べてからフェンスの修理に向かいました。

写真の様に、古くなったフェンスポストが倒れてしまい、フェンスも一緒に地面に倒れています。これでは牛が敷地の外に出て行ってしまいますので修理する事にしました。

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まずは、この倒れたポストを取り替えなければいけませんので、それを調達します。調達と言っても町まで買いに行くわけではありません。

牧場内に生えています。だからそれを切って皮を剥いで使用します。

そのポストに最適なのが、薪でもお馴染みのアイアンバークの木。

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出来るだけ真っ直ぐで形の良い物を選び、チェーンソーでカットして、ハンマーで皮を叩いていくと・・・。

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こんなにキレイなポストに大変身です!!凄いでしょ??初めてこれを地元の人に見せてもらった時は非常に感動しました。

僕がチェーンソーで倒した木の皮を剥ぐのは長男の仕事。

皮を剥いだら次男と長男でトラックに運びます。まぁ、その時もケンカですよね。子供の二人にはまだまだ重たい木を、足の悪い地面を歩いて運ぶので、お互いイライライライラ。「早く歩けよ」「ちょっと待てよ」とケンカが始まります。

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ケンカしながら先ほどの倒れたフェンスに向かい、穴を掘り直してポストを立てます。

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切れたワイヤーを特殊な道具で引っ張って、倒れる前の姿に戻したら仕事は終わりです。

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こうやって子供達は仕事を覚えて、知らないうちに一人で出来るようになるんです。

一生懸命頑張ってくれたので、クリスマス休暇にはブリスベンの町でも連れて行って、美味しい物でも御馳走しましょうかね。

過去最大の・・・

こんにちは。

12月になりました。

一年が経つのは早いですね。ついこの前「真夏のクリスマス」を記事にしたと思えば、クリスマスまであと25日。

早く大人になりたいと思っていた少年時代の僕に「まぁ焦るなよ」と伝えてあげたいですね。

 

オーストラリアは何度か書いておりますが、日本と季節が真逆です。なので、12月は夏という事となり、サンタクロースは気温40度の中、真っ赤なコートを着てやってきます(笑)。

こちらに来た当初は真夏のクリスマスとニューイヤーにとても違和感が有り、大晦日にコタツでミカンを食べながら年末の特番を見ていた頃を非常に懐かしく思いました。

 

そんな夏のオーストラリア、牧場は最近定期的に降ってくれる空からの恵みにより、なんとかグリーンを保っています。

牧場がグリーンな時は牛も非常に元気で、日陰で反芻(はんすう)をする牛を見ていると非常に幸せな気分になります。

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夏になり、一雨降ると信じられないほど草は伸びます。しかし、放牧されている牛はそれをどんどん食べる為、少量の雨では効果が余りない事が多いです。

こちらは農村地帯の為、町に出て人と会う際には必ず「雨は降ったか?」という会話になります。各家庭にはほぼ100%雨量計がありますので、「俺は何ミリ降った」「来週は降るらしいよ」なんて会話が必ずやりとりされます。数ミリ程度の少ない雨が降った時は、皆さん口を揃えて「better than nothing 降らないよりはマシだね」と言い、遠回しに残念だったと表現します。

 

そんな夏のGibraltar牧場で昨日新記録が誕生しました!!

ちなみに、ここから下の記事には多少残酷な表現や画像がありますが、あくまで自分達の命や生活を守る為の日常行為ですので、ご了承ください。

 

上記を御理解いただいた方のみこの先の文章へどうぞ。

 

さて、その新記録は何かと言いますと、上に注意書きをしたように、誰かから表彰されたり、売り上げが上がったり・・・と言うような素晴らしい新記録ではありません。

 

それは昨日の16時の事。

 

スクールバスが戻って来るハイウェイのバス停まで妻が子供を迎えに行き、ちょうど家の庭に戻って来たのと同じタイミングで、僕も仕事の都合でバイクで家に戻って来ました。

子供達は車から降りて、「ただいま」もそこそこに、ボールを蹴っ飛ばしたり、トイレに一直線だったりと、それぞれ散らばって行きます。

その子供達が散らばっていく方向と逆の方向に何やら動く気配が有ったので、ふと目をやると、そこには大きなヘビが・・・。

しかも、世界ワースト3位に入る猛毒を持つと教えられた「ブラウンスネーク」。

人間に驚き、短く芝を刈った庭を横断し、茂みに逃げ込む勢いです。

この光景は初めてではありませんが、父である僕の行動は、その猛毒のヘビを逃さず殺す事。当然、物凄く危険な行動ですが、見逃せば子供を含めた家族全員が不安な毎日を過ごす事になります。

また、万が一噛まれた場合は命を落とす可能性が十分にあります。一番近い病院までは40分かかりますので、最悪な場合は車で病院に向かいながらヘリコプターや救急車と途中で落ち合う事が最善のようです。大袈裟の様に聞こえるかもしれませんが、毎年、ブラウンスネークに噛まれてヘリコプターで搬送された等のニュースが新聞に載るほど、オーストラリアでは起こり得る事なのです。

 

さて、殺す方法は2つ。

① 散弾銃で撃つ

② 何か長いもので叩く

 

今回の状況は庭の中でしたので、家の中の銃を取りに行くより、倉庫の中の物を取りに行く方が近かったので、妻にヘビの行方を見失わないように念を押し、僕は倉庫に全速力で走りました。

持って来たのは四輪バギーと毎度おなじみのレークとシャベル。

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バギーで安全に近付き、レークを射程圏内から降りおろし、シャベルで頭を落とす。この三段コンボが決まれば平和が訪れます。

 

バギーで近付くと、ヘビも逃げます。急いで追いかけて、片手でレークを振り下ろすと、トゲがヘビの動きを止めたと同時にレークが折れた・・・。

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慌ててもう一本のレークで再度動きを止めるも、怒ったヘビはバギーのタイヤに噛み付いてます。

そして、なんとか無事にシャベルで頭を落とし、一件落着。

過去に数匹処分しましたし、何匹も牧草地で見ましたが、これが過去最大。

写真にあるように、非常に長いです。どれぐらい大きいか??

 

僕の身長は181cmです!!!

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色々と日本では起こらない事が起こるこの牧場。

これも一家の大黒柱の大事な仕事なのです。

 

前に進もう

こんにちは。

実は仕事外で新たにチャレンジしている事があります。

何度か記事にしてますが、僕は以前ラグビーをやっていました。20年ぐらいプレーしたでしょうか。


やはり大人になり、仕事も家庭も忙しく、さらに腰のヘルニアの手術をしてからは観戦一方。でも、やっぱりラグビーが好きなんですね・・・。


40歳になった時に、ふと思ったことが有ります。


「45歳になったら流石にラグビーはもう出来ないだろうな・・・」


それを考えた時、凄く寂しくなりました。


「あと5年しか大好きな事が出来ない」


今、自分が生活しているのはラグビー王国オーストラリア。


「そうだ、今なら40歳という言い訳も効くし、思い切ってプレーしてみよう!」


そんな考えが生まれたと同じくして、地元に20年ぶりにラグビーチームを復活させようという動きが生まれました。

まさに最後のチャンスです。

新たなチームは来年の秋からがシーズンですので、その前に自分の衰えを確かめる為、地元で行われているタッチフット(コンタクトの無いラグビー)のチームに入る事を決め、3週間前からプレーしてます。

コンタクトが無いのに、久しぶりに出た最初の試合の後は流石に足腰が重いですね。

試合翌日は全身筋肉痛で完全にロボットダンスのような動きになっていて、仕事にモロに支障です(笑)

しかし、三週続けて試合に出ると、体が痛くないんです!

しかも、明らかに試合で少しずつ動けるようになっているのがわかるから楽しい!

先週はなんとトライまでしてしまって、良いパスをくれたチームメイトに感謝です。まさに「ごっつぁんトライ」。


まあ、体力勝負の職業ですので、仕事外で怪我をしないように何とか頑張っていきたいと思います。

 

さて、昨日の夜に妻がYoutubeをテレビで見ようと言って来ました。というのも、我が家のインターネットの料金は無制限使いたい放題ではありません。

1か月で使用できる容量が決まっていて、それを超えるとナメクジが歩くかのように回線速度が遅くなります。しかし、使い切れなかった分は翌月に持ち越されるわけではないので、容量が余った場合は動画を見て使い切る事があります。


インターネットも都会とはシステムが違い、屋根にあるパラボラアンテナで接続されています!不思議でしょ?

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さて、妻が選んできた動画は以下の動画。

 


出川 はじめてのおつかい 第三弾 in サンフランシスコ


芸人の出川哲郎さんが、海外で上手ではない英語を使ってお遣いをするという企画です。

まずこの動画を見て、久しぶりに腹がよじれるほど笑いました。海外で生活しているから特に面白く感じたのかもしれません。

散々笑いながら妻と一緒に動画を見るのですが、同時にとても感心しました。


なぜ感心したかと言いますと、出川さんの口から出る英単語は中学一年生レベルなのに、時間は掛かったり、時には煙たがられたりもしていましたが、必ず相手に伝わり、目的を達成していた事です。


ルールとして、タクシーに乗ったり、日本人に話しかけてはいけないと言う事なので、なんとか英語を話して目的を達成しなければいけません。

 

僕はオーストラリアに住んで7年になります。オーストラリアで生活を始める10年ほど前にカナダに2年間語学留学していた経験があります。

現在、僕が喋る英語の50%はカナダ産で、50%はオーストラリア産といったところでしょうか。

自慢ではありませんが、オーストラリアで生活するうえで英語で困った事は一度もありません。

困った事はありませんが、ペラペラではありません。言うならば半ペラペラです。

以前、このブログにも書きましたが、アメリカのテキサスに仕事で行った際に、テキサスに住む中学の同級生と会ったのですが、彼女は海外生活歴も長いし、旦那さんも英語を話すし、職場は英語オンリー。なので、彼女の英語はペラペラでした。

さて、では「半ペラペラ」とは何かと言いますと、知らない単語や文法が会話上あったとしても、自分の知っている単語で相手に聞き直し理解が出来るレベルです。なので、必ずゴールには辿り着きます。全く何を言ってるかわからないと言う事はありません。

 

僕が言いたい事は、何事も行動しないとどうにもならないという事。

40歳から始めるラグビーも、年齢や怪我を恐れていては何も始まりません。

英語もそう。失敗を恐れて発言をしなければ、単語をどれだけ知っていても意味が有りません。

そういった意味で、動画の出川さんに感動しました。とにかく話す。メチャクチャでも話す。

笑われても話す、プレーする。

一生懸命やってればきっと理解してもらえます。

という事を言いたかったわけです。


それではまた。

夢のお話し

こんにちは。

数週間前のこのブログの記事に登場した親を亡くした子牛に名前を付けました。

珍しく雨が降った時に連れてきた事もあり、幸運の「雨女」になって欲しいという願いも込めて「Rainy レイニー」と名付けたわけです。

 

このレイニーちゃん。頑張って生きています!

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毎日挨拶して、栄養のある牧草と、少しのサプリメントを与えるうちに、すっかり飼い犬ならぬ「飼い牛」のようになっています。

 

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三歳の息子に無理やり口に草を入れられて、困った表情をしています(笑)

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こうやって、大切に育てる事で、少しでも親を亡くした悲しみが癒えれば良いと思います。

 

さてさて、気分屋な僕が気分がのった時に更新しているこのブログ。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はあるレストランにリンクが張ってあります。

そのレストランとは・・・。

 

神奈川県横浜市を中心に50年間営業している、ステーキとハンバーグのお店

「ハングリータイガー」

です。

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では、なぜこの牧場の事がハングリータイガーのホームページに紹介されているのかと申しますと・・・お気付きの方もいらっしゃると思いますが、この牧場はハングリータイガーが所有しております。

 

と言う事は・・・!

 

「このブログはハングリータイガーのオーナーが書いているのか!!」

 

いえ、違います(笑)。あたくし、そんなに偉くないです。。。。

 

「ああやっぱり!時々文章がアホっぽいですもんね!」

 

余計なお世話です!!!

 

このブログの主の私は、オーナーの意思を継いだここの牧場長であり、ハングリータイガーのメンバーです。なので、時々日本に出現する時があります。

 

さて本題ですが、ここには大きな夢があります。

いつか自分で一生懸命育てた牛肉を、ハングリータイガーのお客様に食べて頂きたい!

僕も食べたい!!(笑)

 

しかし、夢はそんなに簡単に叶いません・・・。

 

だいいち、牧場なんてオーナーも含め誰もやった事ありませんでしたから・・・。

 

このGibraltar牧場がスタートして約15年になります。僕が牧場を管理するようになって7年になります。

ちなみに余談ですが、僕がこの牧場を任せられる事になり、丘の上の牧場の入り口に初めて到着した際に口にした言葉は・・・。

「俺、こんな所じゃ生活出来ないよ・・・」

でした。

だって仕方ないですよね。

今は当たり前の雨水や川の水を使う生活、コンビニなんて350kmドライブしないと無いし、テレビも、インターネットも無かった。ネズミや猛毒のヘビはそこらじゅうにいるし・・・、心も体も休まるはずの家はボロボロでネズミの住み家でしたから。

まず、牛に触れる事は「マザー牧場」でも行かない限り現実的じゃなかったし、自分の人生で牛の去勢を自分の手で行う日が来るなんて思ってもいませんでした。

それを何とか乗り越えて、とにかくチャレンジの毎日。

しかし、牛の管理の仕方なんて知らないから、管理不足で牛を亡くした事もあります。

その時は本当に泣きました。

 

でも、より美味しく、より安全な商品をお客様に提供する事を実現するために今日まで頑張ってきました。

 

 また、農業未経験の我々が、牧場と言う未知の世界で今までやってこれた事は、地元のオージー達の助けが無ければ実現しなかった事です。

自分が大切に育てた牛や、僕が信頼する地元のファーマーが一生懸命世話をしている牛、また、安心と安全と美味しさを日本でいつも期待して頂いてるお客様の為に今日も一生懸命走り続けています。

 

そんな夢一杯のジブラルタ牧場の牛肉が、ハングリータイガーのメニューに載る日は近い!!

かも・・・。

 

もちろん、その際は店頭やホームページ、このブログでも告知させて頂きます。

早く実現出来るように、明日も頑張ります。なので今日はもう寝ます!

 

それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩で暇つぶし

こんにちは!

いや~、凄い勢いでブログを更新しています。

やる気満々です(笑)


さて、以前少し触れたような気がしますが、子供の頃の僕は、昼間に家に居る事が全くなく、まだまだ自然が残っていた横浜の地で毎日走り回っていました。

ザリガニ釣りをしたり、公園で野球やキックベース(懐かしいですね)をしたり、時には親に黙ってあんな事や、こんな事もしました(笑)。当時、ファミコンが大ブームだったのですが、ファミコンなんて全然興味が無く、誰と戦ってたのか知りませんが(笑)どうやって秘密基地を作るか、自転車を速くするにはどうするか。なんて事ばかり考えていました。

こうして外で遊びまわっているうちについた知恵が、牧場の仕事に役立っているんだなと思う事がよくあります。

最近の子供はどのように遊んでいるのでしょうか?

ゲームやスマホで一日を過ごす事を否定はしませんが、やはり僕は外での遊び推奨派です。

 

さて、今日は隣町のStanthorpe(スタンソープ)まで私用で行って来ました。

このスタンソープの町までは約1時間15分のドライブ。家から一番近いマクドナルド、ドミノピザがこの町にはあります。また、この町は隣の州にあるため、夏の間は時差が1時間あります。

この界隈はイチゴ農園をはじめとしたフルーツ農園や野菜農園が有り、収穫時期には人手不足になるためオーストラリアを仕事をしながら旅をする「バックパッカー」がたくさん集まります。日本でなじみのある言葉で言うと「ワーキングホリデー」のビザを持った方々が多く集まります。なので、色々な人種が歩いています。

特に多いのはアジアの若者。とある農園の方に聞いたところ、アジア人は手先が器用で働き者が多く、農家の方にとても好かれるようです。

 

今日は妻の予定があるため、その間の待ち時間は三歳の三男と暇つぶしする事にしました。いつもは目的地にだけ寄ってすぐに帰ってしまう為、この町をゆっくり歩く事はありません。なので、今日はお店が並ぶ通りから二本離れた場所に来ていました。


そこには小川が流れていて、最近の雨によってグリーンになった草と、キラキラ光る小川、青い空が重なり合って、気持ちの良い景色になっています。

三男も野生のカモを追いかけたりして楽しんでいます。

そんな三男が突然走り出したので追いかけると、そこには走り出した理由が。

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走り出した先には公園。

実はウチの子供達にとって公園は馴染みのない場所。いつもは自然の中で暮らす我々は言わば自然の公園で遊んでいるわけで、ブランコも滑り台もありません。

なので、久々の遊具に三男は大興奮で走り出したわけです。

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土地の広いオーストラリア。このような施設がそこらじゅうにあります。しかも、必ずキレイに整備されていてとても安全に楽しむ事が出来ます。

また、公園には必ず写真のような茶屋があり、中にあるテーブルで親子でオヤツやランチを食べるのが日常の光景です。

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また、こういった休憩スペースは、ロングドライブが当たり前のオーストラリアの高速道路にも設置されていて、そこで持ち込んだランチを食べて休憩をしている人も良く見かけます。

 

さて、ここで問題です。

殆どの公園には写真のような四角いレンガ造りの物が有ります。これは何でしょう?

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公園によって大小様々ですが、必ずあります。

 

答えはバーベキュー台です。

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オーストラリアの人はBBQ大好き!学校のイベントでもBBQ台でソーセージを焼いて食パンと一緒に食べる事も良くある事だし、大型スーパーに休日に行くと、店頭でジュースと一緒にBBQ台で焼いたソーセージを売ってる事も良く見かけます。

久しぶりの公園で充分楽しんだ三男と僕。

これから始まる夏の厳しい労働の前にリフレッシュ出来ました。

 

僅かな楽しみ

こんにちは。

こちらはずいぶんと暖かくなり、春真っ只中。

春と言えば・・・


これも・・・(-_-)

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これも・・・( ´△`)

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たくさん出て来ます。


最近は雨に恵まれ牧場の景色も乾いた茶色から美しいグリーンに変わり始めました。

家の雨水タンクも5万リッター溜まり、9月の半ばに日本円で5万円出して18000リッターの水を購入したのがウソのようです。

水を18000リッター購入。

なかなか聞かないですよね・・・。6月~9月後半まで雨が降らなかったので、町からタンクローリー1台分の水道水を買ったわけです。まぁ、雨が降らない事がストレスなのに、減っていくタンクの水を毎日気にしているのはまさにストレスの上塗りですので、思い切って購入しました。

 

さて、雨が降ると急に忙しくなるのが牧場。

まずは、土に水分が有り柔らかいうちに畑を耕す事とします。その畑は約3万坪。

トラクターに耕す為の重い機械を接続して畑をグルグル回るのは何度か過去に紹介したと思います。順調に終われば約8時間のドライブ。

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8時間のドライブも、僅かな楽しみがゴールで待っているので気合が入ります。


どんどんグリーンの畑がひっくり返り、土が露出してきます。

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頑張って走る事たったの1時間ちょい。運転席の窓から何気なくトラクターの外を見ると、オイルがピューピューしてます。まさに噴水。

 

すぐにトラクターを停めてピューピューを確認すると、油圧ホースに穴が開いてオイルが漏れていました。

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購入してから自力でメンテナンスを続けたこのトラクターも、今回は冬の暇な間に整備工場に出して、人間ドックならぬ「トラクタードック」を整備士に行ってもらいました。なので安心してトラクターの作業をしていた矢先の事でしたので口がポカーン (´O`) です。

タイミングが良いのか悪いのか、妻が翌朝に町に行く予定が有ったので、ホースを外して整備工場に持ち込む事に。

オイルまみれのホースを中学生の頃に友人がアメリカ旅行のお土産でくれたTシャツで拭き取り、妻に渡し、結局その日のトラクター作業は中止になり、作業前の気合の源の「僅かな楽しみ」は残念賞に変わりました。

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その僅かな楽しみはと言うと・・・。妻がスーパーで買ってきたコレ。

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コカ・コーラ プラス コーヒー!?


疲れた後にはスカッとしたいじゃないですか!?

知り合いの方から、何となくの感想は知らされていましたが、この舌で確かめてみないと納得がいかない。

感想はというと、凄く不思議な感覚を覚える飲み物で、口に入れた時はコーラなんですが、ゴクリと喉を通る時は完全にコーヒーの味。

日本でも発売を開始しそうとの事ですので、是非この不思議な感覚を味わってみて下さい。

個人的には、仕事やスポーツの後より、仕事の休憩中が合いそうな気がします。

トラクターのトラブルの少し忘れる事が出来ました。

二択問題

こんにちは。

先日日本に帰国した際に、仕事でお付き合いのある方から「ブログ見てますよ」と言われてとても驚きました。

改めてサボり癖のこびり付いたこのブログを改善します!!と宣言させて頂きます。(通算8回目)

さて、今回の日本滞在時にとある料亭にて行われた会食に参加させて頂きました。

普段は牧場で写真の様なボロ切れを着てるようなものなのですが、f:id:gibraltarmasashi:20171017153607j:plain

さすがにその日は「ちゃんとした格好」で参戦いたしまして、ポケットにはポケットナイフでは無く名刺入れ。名刺なんて渡豪して7年まともに渡してないし、お会いし名刺の交換をして頂いた皆様は言わばビジネスの「大師匠」ばかり。

そんな大師匠に7年ぶりに「ちゃんとした格好」で名刺を渡すもんだから構えちゃって構えちゃってどうしようもない・・・。

そんなカチコチ状態の私に「ブログ見てますよ」と声を掛けて頂いてからは何とか持ち直しまして、無事に会食はお開きとなりました。

 

さてさて、牧場の話しですが、6月~9月はとんでもなくドライで、毎朝のフロスト(霜)で草なんてありゃしません。

しかし、10日間の日本旅行を楽しみ牧場に戻るとなんとビックリ凄くグリーンになっていました。

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牧場と違った美しさですね。


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どうやら日本滞在中に雨がたくさん降ったうえ、まだまだ降る予感の曇り空が続いています。

そんな牧場に戻り、スーツケースの片付けは息子に任せ、僕はすぐにバイクにまたがり牛達の様子を見に行きました。

短いながらグリーンになった牧草や、枯れる寸前だった池や川の水を楽しむ牛達はとても幸せそうで、ホッとしながら最後のパドックへ。

するとそこには死んではいないが横たわって動けなくなった母牛がおり、その側で痩せた子牛が佇んでいました。どうやら、出産して間もなくは子牛にミルクをあげながら普通に生活していた母牛が何らかの理由で倒れてしまい、子牛がミルクを飲めない状況になっていました。

なんとか母牛を立たせようとしましたが、もう最後の力を出せるような状況では無く、僕の7年の牧場経験からも、母牛が生き残る可能性はゼロと判断しました。

そうなると子牛の今後を考えます。

ここからはキレイごと無しの正直な話しです。

この様に子牛だけが残された状況は今回が初めてではありません。何度も経験があります。初めのうちは子牛の生存だけを考えてすぐに子牛を捕まえてミルクをあげて育てました。それを重ねると現実的に以下のような考えが生まれます。

 

・子牛を引き取ると毎日2~3回ミルクを哺乳瓶であげる(忙しくなる)

・哺乳瓶で育てた牛は成長が遅い(いつまでも小さい)

・ミルク代、エサ代のコストがかかる

・成長の遅い子牛を売ったとしても、殆どの場合そのコストをカバーできない。

 

これが現実的に見えてきます。

なので、パドックで一人で物凄く考えます。葛藤します。

 

「自然界では毎日のように起こる現象だ」

「コストを掛けても返ってこない」

「ミルクをあげ始めたら家を空けられない」

「そうだ、このまま放っておこう・・・」

 

必ずこれを考えます。自分に問います。

結論は写真の通りです。

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この子を僕は野たれ死にさせる事は出来ません。

そんな僕の気持ちを知っていたのか、この子は母親が動けなくなってから一人で草を食べて生きていた為に草をたくさん食べます。ミルクは不要です。

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僕は知っていました。

今日も僕にすり寄ってエサを欲しがるこの子牛を捨てる選択肢は他には無かった事を。